診療のご案内

胚盤砲移植

■胚盤胞移植とは

ここではまず、胚の発育について説明します。

写真@ 写真A 写真B 写真C

写真@…採卵翌日に受精が確認できた胚
写真A…採卵後2日目、分割期胚(4細胞)
写真B…採卵後3日目、分割期胚(8細胞)
写真C…採卵後5日目、胚の内部に液体が溜まってきます。

この発育段階を胚盤胞と呼びます。
全体が大きくなり胚を包んでいる透明帯は薄くなってきます。
自然妊場娠の合、卵管膨大部で受精した胚は、分割をしながら卵管から子宮に移動し、この胚盤胞の状態まで育った胚が子宮内に到着し子宮内膜に着床します(受精からはおよそ5〜6日目です)。つまり、胚盤胞移植はより自然に近い状態で胚を子宮内に戻す事ができるわけです。(逆にいうと2・3日目の胚移植では、自然の場合よりも24〜72時間も前に子宮の環境にさらされているのです。)

■胚盤胞移植の利点

■胚発育の進んだ良好な胚を選択して移植できます!

2日目・3日目の段階で良好胚であっても、移植後に胚盤胞まで発育する胚であるかを見分ける事はできません。その点、胚盤胞移植では確実に胚盤胞まで発育した胚を移植することができます。

■妊娠率が高いため移植胚数を減らす事により多胎妊娠を予防できます!

より進んだ発育段階の胚を移植できるため、胚盤胞移植による妊娠率は高率です。このことから、移植胚数を減らす事により体外受精で問題となっている 多胎妊娠(※1) を防ぐことが可能になります。

多胎妊娠とは

2つ以上の胎児が、同時に子宮に存在する妊娠のことをいいます。通常、体外受精で は妊娠率を向上させるため、複数個の胚を移植します。(日本産婦人科学会では3コまでとしています。)そのため、双胎(ふたご)、品胎(3つ子)など、多胎妊娠の可能性があるわけです。

■胚盤胞移植の欠点

■胚盤胞まで発育せず、胚移植ができないことがあります。
胚の質が悪い場合、もしくは胚の数が少ない場合、2・3日目では移植可能な胚であったのにもかかわらず、5日目に胚盤胞まで発育せず胚移植がキャンセルになることがあります。



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