β2GPIネオセルフ抗体とは、近年新たに発見された不妊症・不育症の原因となりうる抗体です。この抗体が血管に炎症を引き起こすことにより血栓を誘導し、不妊症・不育症の原因になると考えられており、実際に、反復着床不全の方や子宮内膜症に罹患している不妊症の方の約30%、不育検査をしたにも関わらず原因が判明しなかった不育症の方の約20%が陽性であると確認されています。
検査陽性であっても、適切な治療を受けていただくことで、妊娠率や生児獲得率が改善する可能性があります。(図参照)
残念ながら現在のところ保険適用外のため自費検査にはなりますが、β2GPIネオセルフ抗体検査をご希望の方は医師にご相談ください。