ニュース&トピックス

【2021年1月より】PRP(Platelet Rich Plasma)療法開始のお知らせ

2020.12.17
お知らせ
生殖技術部門より

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PRP療法とは、自身の血液中の血小板に含まれる成長因子が持つ修復能力を利用し、人間に本来備わっている「治る力」を高めることでケガや病気の治癒を促す再生医療です。当院でも、2021年1月よりPRP療法を導入することとなりました。今回はPRP療法がどのような治療であるかをご説明します。

私たちの血液を構成する成分の中に「血小板」があります。この血小板には血管が損傷したときに固まって出血を止める働きがあることをご存知の方は多いと思います。
それとは別に血小板には細胞増殖や血管の形成などに役立つ成長因子を放出し、傷んだ組織の修復を促進する働きがあります。この働きを利用するのがPRP療法です。自分自身の血液中の血球成分をそのまま使うため、安全性の高い再生治療だと言われています。

最近では、プロ野球選手の大谷翔平選手が、メジャーリーグ移籍1年目にPRP療法を受けたというニュースがありました。海外では、2000年頃から様々なスポーツ選手のケガの治療などにPRP療法が取り入れられています。近年、日本でも行われるようになり、難治性皮膚潰瘍・褥瘡(床ずれ)・やけど・糖尿病疾患による壊疽・歯槽骨・歯肉の再生促進、肘やひざの痛み、腱や筋肉の損傷への治療など、幅広い分野で新しい治療法として注目されています。

当院で開始する治療内容については次のニュース&トピックスでご案内します。