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社会的卵子凍結のご案内

2020.5.28
お知らせ
医局より

ホームページをご覧のみなさまへ

女性の社会進出や活躍とともに晩婚化が進んでいます。
いつか妊娠・出産を希望していても
「今はキャリアを積みたい」
「現在パートナーがいない」
「パートナーはいるが今は妊娠を希望していない」
など皆様の事情はさまざまです。

しかし、妊娠・出産には適齢期があり卵子の老化を止めることはできません。女性年齢が上昇するほど妊娠の確率は下がります。
そこで、将来の妊娠・出産に備えて卵子を事前に凍結・保存しておくという選択肢があります。卵子の年齢は凍結保存した時点で止まりますから、例えば30歳で卵子凍結をすれば、40歳になって卵子を受精させ、受精卵(胚)を子宮にもどした場合(胚移植)、妊娠率は30歳の時と同じになります。
体外受精治療技術により卵子を凍結保存しておくことにより、妊娠・出産についてご自身のライフプランが立てやすくなる可能性があります。

当院における社会的卵子凍結の対象者は
●年齢:49歳の誕生日前日まで
●卵子保存期間:閉経を迎えるまで
としております。

ただし、融解時の妊娠率や妊娠した場合の合併症などを考え、日本生殖医学会の「社会的適応による未受精卵子あるいは卵巣組織の凍結・保存のガイドライン」 (2013年11月)では
●卵子採取時の年齢は40歳以上では推奨できない
●凍結卵子の使用時の年齢が45歳以上は推奨できない
とされていますので、可能な限り早めの治療が望ましいと考えます。

詳細についてはお電話でお問い合わせ下さい。

TEL:06-4308-8824
音声ガイダンスで1番を押してください。