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topics:胚移植時の経腹超音波

2019.9.2
レポート
生殖技術部門より

ホームページをご覧のみなさまへ

体外受精の集大成となる胚移植はとても重要です。胚移植の手技によって結果が左右されるとも言われています。

胚移植にはどのようなスタッフが関わっているかご存知でしょうか?当院では胚移植を医師、看護師、胚培養士、臨床検査技師の4人のスタッフで行っています。

臨床検査技師は患者様のお腹に超音波を当てて、子宮を画面に写します。
胚培養士は胚移植専用のカテーテルに胚を入れて医師に渡し、医師は超音波の画面でカテーテルを確認しながら、胚を戻す位置を決定します。
看護師は医師をサポートしながら、安心して胚移植が受けられるよう患者様を介助しています。

胚を戻す場所は子宮内であればどこでも良いわけではなく、着床しやすい位置があります。
お腹の上から超音波を当てて、移植用カテーテルを確認しながら子宮内膜の一番良い位置に胚を移植するようにしています。

そのため、子宮に入っていく移植用カテーテルを超音波でしっかり映すことは重要です。
また、胚が良い位置に移植できたかも超音波で確認していますので非常に慎重な操作になります。
当院では2019年4月から、胚移植時の超音波担当は、より正確で鮮明な映像を映しだすために臨床検査技師を専任としました。

治療を受けられる患者様がより安心して胚移植に臨んで頂けるよう、日々努力してまいります。

胚移植操作の重要性については以下の院長ブログをご覧ください。

・胚移植操作の重要性  こちら
・胚移植操作の重要性② こちら