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ERA検査で胚移植に最適なタイミングを調べることができます。

2018.11.28
お知らせ
生殖技術部門より

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形態良好な胚を移植してもなかなか妊娠に至らない、いわゆる着床障害の原因のひとつとして、胚移植時の子宮内膜の状態が着床に適切でない時期であった可能性があげられます。子宮内膜に受精卵が着床できる期間「着床ウインドウ(窓)」には少なからず個人差があり、「着床ウインドウ」が適切な時期に移植することで妊娠につながると報告されています。

これまでは「内膜日付診」という病理組織検査で「内膜が胚着床可能な時間帯」にあるか否かを推定することがおこなわれてきましたが、最近では子宮内膜組織より抽出したRNA産物の236個の発現遺伝子を解析することにより「着床ウインドウ」を明らかにするERA(子宮内膜受容能)検査を実施することが可能になりました。
ERA検査で患者様の「着床ウインドウ」を明らかにし、最適な移植時期を特定してから凍結融解胚移植をすることで妊娠される方が増えています。原因不明の着床障害の患者様には新しい検査のひとつとしてご提案しています。

当院の着床障害外来についてこちらもご覧ください。

https://www.ivfosaka.com/shinryo/chakusyo.html