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体外受精・顕微授精 |
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| 精巣内精子を用いた卵細胞質内精子注入法のretrospectiveな検討 |
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IVF大阪 クリニック 関西医科大学産科学婦人科学教室*
○當仲正丈、山崎雅友、熊谷明希子、朴木和美、道上 敬、西原卓志、岩本英煕、河本明子、河田 淳、福田愛作、森本義晴、神崎秀陽*
【目的】無精子症などの重度男性因子不妊症に対する治療法として、精巣内より精子を回収し卵細胞質内精子注入法(以下ICSI)を行う治療が施行されている(以下TESE-ICSI)。今回、TESE-ICSIの治療成績について、回収された精子の運動性の有無および凍結・融解精巣内精子での受精率ならびに妊娠率に与える影響等をretrospectiveに検討した。
【対象】1998年2月から1999年4月までに当クリニックにおいて高度乏精子症もしくは無精子症の為にTESE-ICSIの治療を施行した症例を対象とした。
【方法】・TESE-ICSIの治療成績と射出精子によるICSIの治療成績の比較、・新鮮TESE-ICSIと凍結融解TESE-ICSIの治療成績の比較、・運動精子と不動精子(凍結融解後の不動精子も含む)での治療成績の比較検討を行った。
【結果】・TESE-ICSIの治療成績は、採卵周期数48周期、受精率59.2%
(170/287)、分割率70.6% (120/170)、胚移植あたりの妊娠率は、24.2%
(8/33)であった。また、同時期に施行した射出精子を用いたICSIでは、採卵357周期、受精率81.8%
(1962/2400)、分割率89.4% (1755/1962)、妊娠率41.0%
(141/344)と、射出精子を用いたICSIで良好な結果が得られた。・新鮮TESE-ICSIでは26周期、各々62.0%
(103/166)、75.7% (78/103)、31.6%
(6/19)、一方凍結融解TESE-ICSIでは、22周期、55.4%
(67/121)、62.7%(42/67)、14.3%
(2/14)と凍結融解TESE-ICSIの妊娠率が低率であった。・運動精子を使用したTESE-ICSIでは、26周期、各々71.7%
(114/159)、71.9% (82/114)、31.6%
(6/19)、不動精子を使用したTESE-ICSIでは、22周期、43.8%
(56/128)、67.9% (38/56)、13.3%
(2/15)と受精率および妊娠率が不動精子TESE-ICSIで低率であった。
【結論】TESE-ICSIは、射出精子のICSIに比べ、受精率、分割率、妊娠率の全てにおいて低率であったが、TESE-ICSIによってのみ妊娠が得られているのが現状である。TESE-ICSIでは新鮮精巣精子を用いかつ運動精子を用いたほうがより良い成績が得られたことより、今後TESE-ICSIにおいて、生存精子の選別や不動精子の賦括等の対策が重要であると考えられた。
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